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人事考課制度の再構築と運用支援

人事考課制度の再構築と運用支援

人事考課制度は、導入しても正しく機能しているかどうかは別問題です。
それは、基準が曖昧であったり、そもそも考課者が考課の意義を理解していないという点が多く見受けられます。人事考課制度を再構築するにあたり、一番大切なのは、構築よりも実は運用であり、基準を明確にし、統一を図る為には時間も労力もかかり、根気が必要です。

お悩み・ご要望

年商数十億円で、従業員約300名を誇るC社から、人事考課制度の効果的な運用について相談がありました。
社内で人事考課の制度はあってもなかなか運用しきれていないという事で、昇降格や昇給、昇進などについても根拠となるものが弱く、社員に対する説明責任が果たされていないということが課題でした。
人事考課を社員の能力開発に活かしたく、そのための制度構築と運用について取り組みたいという事でした。

MIKATAの見方

人事考課というと、誤解してとらえている方が非常に多く、考課者もルールをよくわからないまま勘と経験に頼った考課をしている事例が多く見受けられます。
制度が良い・悪いではなく、まずは現行の人事考課制度の運用状況の確認と、考課者の理解度がいかなるものか気になりました。
人事考課制度は、導入しても正しく機能しているかどうかは別問題です。
それは、基準が曖昧であったり、そもそも考課者が考課の意義を理解していないという点が多く見受けられます。人事考課制度を再構築するにあたり、一番大切なのは、構築よりも実は運用であり、基準を明確にし、統一を図る為には時間も労力もかかり、根気が必要です。
そのためには、相談いただいた担当者のみならず、経営者、考課者、被考課者にまで理解と協力を求める体制づくりが成功には必要なことを理解してもらうことからスタートを切りました。

MIKATAの取り組み

  1. 現状分析(社員インタビュー等実施)

  2. 分析結果をもとに考課項目の作成

  3. 考課基準の作成

  4. 社員等級と要件の作成

  5. 人事考課教育とマネジメント教育

  6. 実施サポート・フォロー

  7. 考課結果の展開

まずは、現状分析に力を入れ、現状の考課制度について社員はどう思っているのか、何を課題に感じるのか、どんなことを望むか。
様々な部署の様々な立場の方からのインタビューから入り、それらをまとめていくことからスタートしました。
課題や傾向が浮き彫りになり、何を評価すればよいのか自ずと見えてくるようになります。
次に考課する項目と考課の基準を作成していきます。
ここは、お客様も一緒に作っていかないと制度が社員を置き去りにして走ってしまいます。
骨の折れる作業ですが、一緒に項目と基準を作成していきました。
更に、社員の等級基準と要件を作成し、現状の社員を振り分けていきます。
社員からの一番の不満や疑問は、「なぜ、自分は主任なのか」「なぜ、○○さんは課長なのか」
つまり、何を基準で昇格、昇進しているのか不明な点が一番の不満につながっていくからです。
等級と要件の基準を明確にし、先に設定した考課項目・基準をリンクさせていくことで、社員のキャリアパスが自ずと見えてくるようになります。
次に大切になってくるのが、考課者の教育です。
人事考課について確認すると「成績をつける」の理解にとどまり、「人を評価する」と考える考課者が多いのが現実です。
人事考課の正しい意義・方法・ルールを理解するためには、研修だけでなく、個別指導など含め、単発でなく、形を変えて理解できるまでサポートしていくことが必要になってきます。

また、人事考課はマネジメントに結びついているので、合わせてマネジメント研修や部下の指導方法や人事考課を生かした社員フォロー、コミュニケーションスキルアップの取り組みも同時に展開していきました。

まとめ

人事考課制度の再構築は、導入で終わるものではなく、運用が一番重要です。なので、運用後も微調整・修正を行いながら一緒になってより良い実事業に合った考課制度を作り上げていきます。
いざ人事考課を実施してみると、研修で学んだことを失念したり、考課ルールを(うっかり)破ることも多くあります。
考課後も個別で一つひとつ確認し、基準や考課の仕方をチェック・ご指導を繰り返し、基準を統一していきます。

更には、考課制度をどう賃金や教育に結び付けていくか賃金制度や教育制度へ展開し、人事トータル制度の運用に展開し、社員がやりがいをもって自信を持って働ける環境づくりに一丸となって取り組んでおります。

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